一生の仕事にするためのポイントを紹介
 建設産業女性活躍セミナーに参加
平成29年12月5日



 パネリストで参加した
(左2人目から)
伊芸さん、上原社長、當間さんら

 


セミナーに参加した皆さん

 国土交通省土地・建設産業局が主催する「建設産業女性活躍セミナー」が12月5日、建労センターで開かれた。セミナーは、建設業における女性の活躍を促すことを目的に開催しているもので、建設現場で働く女性の体験談や先進的な取り組みを行っている経営者の意見などを紹介している。

 基調講演では、女性力を積極的に活かした建築設計・施工を展開する泣[ムケンサービスの籠田淳子社長が、建設業を女性の一生の仕事にするためのポイントを解説したほか、国交省建設市場整備課の鈴木悠紀政策係長が、建設業での女性活躍推進に向けた国の施策などについて紹介した。

 引き続き行われたパネルディスカッションでは、鞄本ピーエス九州支店の松浦葵氏と清水建設叶l事部ダイバーシティ推進室長の西岡真帆氏のほか、県内から滑ロ政工務店の上原惠子代表取締役と渇ョ部土建技術員の伊芸南さん、許q野建設の當間ありささんがパネリストとして登壇。その中で、上原社長は、女性定着率推進には企業側の意識変革も必要とし、自社の取り組みの一つとして子育て中の女性社員の規定外出社時間等に柔軟に対応していると述べた。また、伊芸さんは、現場に設置する女性専用の更衣室やトイレの配置場所についても配慮が必要だと指摘。當間さんは「父の背中をみて重機オペレーターになった。経験や技術のない女性でも、やる気さえあれば、建設現場で活躍できる」と語った。

 セミナーには県内の建設業関係者ら約60人が参加した。




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