大城組が県内初の優秀賞
 平成29年度全建技術研究発表会
平成29年11月15日



 記念写真に納まる
花畠技師長(後列左から3人目)




 研究発表する花畠技師長

 全国建設業協会が会員企業の技術力と資質向上、プレゼン能力の向上に寄与することを目的に開催している「技術研究発表会」が11月15日、東京の鉄鋼会館で開催され、椛蜿髑g(花城一朗社長)の花畠玲設備技師長が「中頭病院移転新築工事における施工者としての創意工夫」の事例発表を行った。発表は、会員企業の参考になるような施工上の工夫、改善例などの応募の中から、事前審査で優秀賞に選ばれた事例を披露するもので、県内からは初めての快挙。

 大城組が発表した中頭病院移転新築工事は、延床面積3万1,555uの建築・設備一括施工。現場における創意工夫として、@総合ヒアリングA病室モデルルームによる使用検証B外壁モックアップによる検証C管理運営部会の設置−の4項目を中心にした取り組みなどを実施した。このうち総合ヒアリングでは、工事の4割が設備関連となることから、施工の後戻りによる工期への影響を考慮。各部門・部署に対してのヒアリングを徹底し、要望の反映と不要なものの削除を行い建物取扱説明書も作成した。また、一般的な病室のモデルルームを構築して、協力会社や職人にも実物を見せることで部材等の確認を行い、施工品質の確保につなげた。花畠技師長は「施工者、設計者、協力会社、医師、看護師、事務担当者がそれぞれの立場で協議し、意見を出し合いながら工事を進捗させることができた」と話し、「表彰されたことは地元ゼネコンとしてとてもうれしい。今後も良い品質のものを提供していく」と気を引き締めた。




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