技術を学びながらものづくりの楽しさを体感
 美里工高で鉄筋・型枠実技研修
平成29年9月14日



 講師の玉城氏



集中して作業に取り組んだ




実技研修に参加した生徒たち

 沖建協では、9月1日から10月27日まで沖縄市の美里工業高校建築科の3年生を対象に型枠および鉄筋の加工・組立を行う実技研修を実施した。研修は、建築科の生徒12人が4班に分かれて、型枠鉄筋組立や測量、左官などそれぞれ週2回計12回にわたって実施。講師は、1級建築士・1級建築施工管理技士の玉城保氏が務めた。

 このうち10月20日の実技研修では、型枠図面や配筋図面の読み方を学び、玉城氏や担当教諭の指導のもと、モデルハウスを製作。型枠の組み立てや鉄筋の組み方の製作に取り組んだ。

 研修を受けた崎山琉加君は「型枠づくりの際の木の寸法加工に苦労したが、鉄筋の組み立てはとても楽しくて集中した。県内企業に内定をもらっているが、社会人になってもきょうの実習を活かし、安全第一に取り組み、コミュニケーションをしっかりしたい」と語った。また県外企業に内定が決まっている島袋寿成君は「実習で結束線を止めるのが楽しかった。土木業に行くが、仕事に真剣に取り組むことの大切さを忘れずに頑張りたい」と意気込んだ。

 講師の玉城氏は「生徒たちはこの実習を楽しんで取り組んでいる。実習は座学より学ぶことが多いと思う。ものづくりの楽しさを知ってもらえれば」と期待を込めた。

 同研修は、将来建設業を担う生徒たちの技術・技能の育成や担当教諭に型枠等に関する指導方法を伝えることや入職促進を目的に実施。沖建協では、技術力向上や企業とのマッチングなど建設業界のニーズに沿った人材育成を支援している。




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