明るい将来展望できる業界へ 平成29年新春の集い開催 |
平成29年1月6日 | ||||||||||||||||||
「平成29年新春の集い」が6日、那覇市のザ・ナハテラスで開かれ、会員や行政機関、関係団体などの関係者約350人が参加し、新年が業界の更なる発展につながるよう誓った。 下地米蔵会長は「昨年は県発注工事に係る最低制限価格の上限撤廃により、市町村でも追従する形で見直しが進められ、業界にとって『変革の年』となった」と振り返った。また業界の担い手確保・育成についても、建設産業に特化した合同企業説明会や建設産業の魅力発信を目的とした「おきなわ建設フェスタ」の開催などの新たな取り組み、平成29年度から県立南部工業高校に建築系学科が新設されるなど一定の成果があったと強調した。 さらに、「新しい年は建設産業の抱える諸問題解決に向け取り組むとともに、建設企業が年間通して安定経営を見通せるよう、当初予算における公共事業費の安定的確保、効率的な執行と平準化発注など、適正な利潤が得られるよう官民の連携強化を図り、これらの実現に向けた事業活動を展開していく。それらにより、適切な賃金水準の確保、労働環境の整備、技術・技能の継承が図られ、若者にとって明るい将来展望ができる魅力ある業界が構築できるものと確信している」と課題解決へ意欲を見せた。 来賓の翁長雄志知事(代読・浦崎唯昭副知事)は「今年は沖縄21世紀ビジョン基本計画の折り返しを迎え、沖縄振興を力強く推進していく重要な年。県は今後とも業界団体と課題を共有し、その解決に向けて連携を深めていきたい」と協力していく考えを示した。 その後、沖縄総合事務局の菊地春海次長が祝辞を述べ、新里米吉県議会議長の音頭で乾杯した。
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