建設業の魅力を発信
おきなわ建設フェスタ開催
平成28年10月16日

テープカットを行う下地委員長(中央)ら

 重機のラジコンで(建設ICT)お菓子を取ろうとする子ども
 
フォトコンの作品を見る来場者
 
ドローンを操作する子ども達

 小・中学生や保護者らを対象に、建設重機の操作体験や各種工作などでものづくりを体験してもらう「おきなわ建設フェスタ」(事業主体・おきなわ建設フェスタ実行委員会)が10月16日、那覇市の沖縄セルラーパーク那覇の屋内運動場と周辺駐車場で開催され、親子連れら約3、500人が来場した。
 フェスタは、子どもたちとその保護者らに、建設産業の魅力や役割について、各種イベントを通して楽しみながら理解してもらい、将来の建設産業の担い手確保などにつなげようと開かれた。事業主体となった実行委員会には、沖建協はじめ、県建産連など14団体が名を連ね、各団体や企業、沖縄総合事務局、県、琉球大学などがパネルを展示したり、体験イベントを行ったりして、来場者に建設業の役割、ものづくりの楽しさを発信した。
 開催に当たり、実行委員長を務めた下地米蔵会長は「県内建設産業は、地域経済と雇用を支える基幹産業と言われ、本県のインフラ整備の担い手として牽引役を果たしてきた。また、近年、頻発する自然災害へ迅速に対応する地方建設業の役割が見直され、建設産業の役割・重要性が認識されている一方で、急速に進む少子高齢化に伴う建設業離れ、技能者・技術者不足が顕在化し、技能・技術の継承が危惧され、担い手の確保・育成が喫緊の課題となっている」と指摘。その上で「関係する行政機関や団体は、連携して課題解決に取り組んでいるが、今後はテレビ、ラジオなどのメディアの活用、各種イベントの開催など『見て分かる建設産業』を展開することで、魅力発信やイメージアップにつながっていくと確信している。このような中、開催される『おきなわ建設フェスタ』は建設産業の魅力を発信する絶好の機会で、多くの人に建設産業の魅力を実体験してもらいたい」と呼び掛けた。
 沖建協では、ドローンの体験操縦、重機のラジコンを使ったお菓子取りゲーム、フォトコンテストのパネル展示などを行い、多くの親子連れが集まっていた。そのほかのブースでは、建設機械・重機の体験試乗、ペットボトルロケット飛ばし、小型クレーンゲーム、各種工作体験など建設産業に関連する多彩な体験イベント、建設産業や大規模プロジェクトの概要、社会資本整備の状況などを紹介するパネルなどが展示された。


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