青年部会 女性職員と意見交換
 〜 働きやすい職場づくりに向けて 〜
平成27年2月3日

意見交換会への出席者全員で記念撮影をした

意見交換会の様子。活発に意見が挙がった
 沖建協青年部会(仲程敏郎部会長)は2月3日、県内建設企業で働く女性職員との意見交換会を建設会館で開き、女性が働きやすい職場づくりに向けて意見交換を行った。
 国土交通省は現在、将来の担い手確保を目的に女性技術者と技能者の数を5年で倍増することを目標に掲げ、各地方整備局では女性技術者の登用を促すモデル工事も実施されている。
女性登用の動きが活発化する中、仲程部会長は将来の担い手確保に向け働きやすい職場づくりが必要との考えを示し、「皆さんから率直な意見を伺うことで、業界の新たな改善点が見つかるものと期待している。この意見交換会を課題解決の糸口にしたい」と述べ、忌憚ない意見を求めた。
 会には、現場の第一線で活躍する技術者を中心に営業職や事務職、米軍工事の現場通訳などに従事する女性職員22名が参加。青年部会からは仲程部会長と副部会長の津波克守氏、安谷屋智章氏、黒島一洋氏ら11名が参加し、事業研修委員長を務める古波蔵太志氏が進行した。
若者の建設業離れの原因とされる3Kについては、3Kのイメージはなかったとする意見が相次いだ。また、「あった」と回答した人も「考えていたよりは良かった」など前向きな回答が多く挙がった。
 また、建設業に従事した感想では、「何もないところにモノをつくり上げるのが建設業の魅力。自らも関われることが誇り」などと述べ、仕事の魅力ややりがいを語る人が多く、女性の入職や定着に必ずしも3Kが大きく影響している訳ではないことを示した。
 一方で、労働環境については現場に女性専用トイレや更衣室の設置を求める要望が多く挙がった。また、育児面でもサポートを求める声が多く挙がり、育児中の職員は、「日曜・祝日に対応可能な保育施設等の確保や人的サポートが必要」と訴え、育児と工期や工程等の制約が厳しい仕事との両立に苦労している一面を伺わせた。
 ほかに、青年部会が週休2日制への要望を聴取すると、「(週休2日制は)望ましいが現在の工期では難しい」という意見が大半を占め、施工管理の立場から厳しいとの見方を示した。


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