防災新システムに関するセミナーを開催
 
平成25年10月3〜9日

新システムの概念と実践方法などを学んだ
 新たに導入された災害支援時の連絡体制ネットワークシステムについて学ぶ講習会が10月3日から9日にかけて、本島中部、北部、浦添、宮古、八重山の5カ所で開催された。9月にも同じ講習会が開かれており、前回参加できなかった会員企業の防災担当者200名余が参加した。
 新システムは、有事に強いインターネット回線を利用して、スマートフォンで情報交換するもので、国土交通省や全国建設業協会が推進する災害時事業継続計画(BCP)に基づいて構築されている。BCPでは有事に従業員が家族の安否確認を優先してから、従業員の安否確認や重要データ、図面等を退避するよう定めている。
 そのため、説明に当たった総務部の源河忠雄部長は、「災害復旧支援の体制を整えるため、社員の家族の安否確認と、企業の事業継続が不可欠となる。そのための身近な道具としてスマートフォンを活用した。また、協会本部の取組む情報収集・提供、情報管理・共有の流れを理解してもらいたい」と新システムの概念を解説した。
 また、絵 Successの北野雅史氏からシステムの実践方法について説明があり、有事の際は@LINE社のサービスを使って企業内や社員と家族間との安否確認を行い、Aスマートフォンのメールによる情報提供・収集とGPS情報付写真を利用して災害発生状況を沖建協本部に報告するなどと指南した。
 北野氏は「送信された写真等のデータはグーグルマップに災害発生場所や付近にある会員企業の情報が技術者や保有資材まで一目で分かる。この手法はビジネスにも応用できるので是非活用して欲しい」と助言した。



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