青年部会 第22回通常総会を開催
 〜 自衛隊沖縄地方協力隊の本松本部長が講演 〜
平成25年4月16日

懇親会には本松本部長も参加し、会員と歓談した

        新年度事業計画案等を承認した(円内は上原進部会長)
 青年部会(上原進部会長)は4月16日、浦添市の建設労働者研修福祉センターで第22回通常総会を開催し、平成24年度事業並びに収支決算報告と新年度の事業計画等が承認した。
 上原部会長は「一括交付金を含む公共事業予算の増額で工事量増加が見込まれ、民間でも住宅着工件数が増加するなど明るい兆しが見えている。しかし、若手技術者の不足など後継者の育成・確保が大きな課題となっており、引き続き専門部会でフォトコンテストや献血活動を行い、広報活動を活発化して建設業の魅力を訴えていきたい」と述べ、事業・研修委員会や広報委員会の専門部会を中心に活動を行うとした。
 青年部会は毎年、広報を目的としたフォトコンテストや社会貢献のための献血キャンペーン、発注機関との意見交換会などを実施している。報告ではほかに、本年2月に実施した熊本県への県外視察も行われ、昨年7月に発生した熊本広域大水害の被災現場や、同県建設業協会と災害復旧支援についての意見交換を行い、災害への対応を学んだとした。
 新年度事業計画案では、フォトコンテスト等の事業を継続するほか、現在38名いる会員数を増やすため、積極的な加入促進を行うとした。
 総会終了後には講演会が行われ、陸上自衛隊沖縄地方協力本部長の本松敬史陸将補が東日本大震災における同部隊の活動を中心に、防災についての講話を行った。本松本部長は、「災害復旧支援にあたった隊員は、数多くのご遺体と接したために精神的な負担を受け、メンタル面でのケアが重要となった」と説明。毎晩、全員で車座になってミーティングを行い、その日遭遇したことを報告し、励まし合ったとした。「精神的苦しみは溜めないことが重要。同じ責務を担う建設業の皆さんにも、是非ご参考いただきたい」と助言した。




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